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坂本龍馬 名言集 「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)より

「世に生きものというものは、人間も犬も虫もみなおなじ衆生で、上下などはない」


「しかない、というものは世にはない。
人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある」


「志を持って天下に働きかけようとするほどの者は、
自分の死骸が溝っぷちに捨てられている情景をつねに覚悟せよ。
勇気ある者は自分の首が無くなっている情景をつねに忘れるな。
そうでなければ、男子の自由は得られん。」


「下手な祈祷師はやみくもに祈る。
じょうずの祈祷師は、まず雨が降るか降らぬか、
そこを調べ抜いたあげく、降りそうな日に出てきて護摩を焚く。

されば必ず降る。

天下の事も雨乞と同じで、時運というものがあり、
その時運を見ぬかねばならぬ。」


「男子はすべからく酒間で独り醒めている必要がある。
しかし同時に、大勢と一緒に酔態を呈しているべきだ。」


「世に絶望ということはない」


「恋人なら逢わにゃどうにもならんが、
兄姉なら会わんでも兄姉にはわかりがない」


「衆人がみな善をするなら、おのれ一人だけは悪をしろ。
逆も、またしかり。英雄とは、自分だけの道を歩くやつの事だ。」


「時勢は利によって動くものだ。議論によっては動かぬ。」


「人の一生というのは、たがたが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、
この志に向かって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。
たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。
生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」



「財政の独立無くして思想の独立は無く行動の自由も無い」


「脇差なんぞはいくらでも売っている。
あんな金物を父の形見だとか武士の魂だとかいっているのは
自分に自信のない阿呆のいうことだ。形見はお前さん自身さ」

「あれだけの金で大の男が犬のように平つくばるとは考えてもいなかった」 


「浪人会社をおこすにはこのさき金が頼りだが、
金よりも大事なものに評判というものがある。
世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。
金なんぞは、評判のあるところに自然と集まってくるさ」


「人間というものはいかなる場合でも好きな道、得手の道を捨ててはならんもんじゃ」


「ひとつの概念を喋るとき、
その内容か表現に独創性がなければ男子は沈黙しているべきだ」


「おれは日本を生まれ変わらせたかっただけで、
生まれ変わった日本で栄達するつもりはない」


「こういう心境でなければ大事業というものは出来ない。
おれが平素そういう心境でいたからこそ、
一介の処士にすぎなぬおれの意見を世の人々も傾聴してきてくれた。
大事をなしとげえたのも、そのおかげである」


「仕事というものは全部をやってはいけない。八分まででいい。
八分までが困難の道である。あとの二分は誰でも出来る。
その二分人にやらせて完成の功を譲ってしまう。
それでなければ大事業というものはできない」


「慎重もええが、思い切ったところがなきりゃいかん。
慎重は下僚の美徳じゃ。大胆は大名の美徳じゃ。
将か士かはうまれつきできまるものだが、お前は大名修行をやれ」


「薩摩がどうした、長州がなんじゃ。要は日本ではないか」


「われわれ土佐人は血風惨雨の中をぐって東西に奔走し、
身命をかえりみなかった。それは土佐藩のためであったか、ちがうぞ」


「薩長の連合に身を挺しておるのは、たがが薩摩藩や長州藩のためではないぞ。
君にせよ、西郷にせよ、しょせんは日本人にあらず、長州人、薩州人なのか」


「アメリカでは、大統領が、下女の暮らし立つように考えて政治をやる。
徳川幕府は徳川家の繁栄のみを考えて、三万人の人間をおさえてきた。
幕府、幕下の諸大名しかり。藩の都合だけで政治をする。
いったい、日本人はどこにいるのか。
もっとも光栄をになうべき日本人はどこにいるのか。
日本人は三百年、低い身分にしばられ、
なんの政治の恩恵を受けていない。
この一事だけでも、徳川幕府は倒さねばなりませんよ」


「釈迦も孔子も、人真似でない生き方をしたからあれはあれで偉いのだ」


「四、五十人も人数が集まれば、一人ぐらい異論家はいる。
いるのが当然でもある。
その一人ぐらいの異論を同化できぬおのれらを恥ろ」


「人生は一場の芝居だと言うが、芝居と違う点が大きくある。
芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。
なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、
その上で芝居をするのだ。他人が舞台を作ってはくれぬ。」


「剣に頼らず、法律と常識に頼れるような日本にしたい。」


「奇策とは百に一つも用うべきではない。
九十九まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。
奇策はそういう種類のものである。
真の奇策縦横の士とはそういう男をいうのだ」


「相手を説得する場合、激しい言葉をつかってはならぬ。
結局は恨まれるだけで物事が成就できない。」


「藩じゃとか大殿様じゃとかの御意向をいちいち気にしていては、
世の大事は成らぬ。」


「もう土佐も長州も薩摩もないがぜよ。藩なんかクソくらえじゃ。
さらば、土佐の海よ、ほいたらグッドバイ!」




おすわりしたらナデナデしてあげてください→

GNJ@旅する雑貨屋shantihtown  at 23:57  |  この記事をクリップ! 言葉